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名も無き海の境界線の日記です。ぐだぐだ書いていくつもりです。
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 バイト初日なのでいつ帰ってこれるかわからない(汗)ということでこんな時間から青ダハ小説を放出しようと思っています。
 ネタは前回の続きです。

 前回のは こちら です。

 読みたい方は続きからどうぞ。


~青ダハデー☆2~

「助けて下さい!」

 酒場に飛び込んできたのは一人の少年。暗い茶の短髪にその髪と同じ茶の瞳。顔には赤い刺青が施されている。
 店内がざわつくのを気にせずに俺はその場から逃げようと思った。これ以上面倒なことに関わりたくない。

 そう思っていた。
 なのに……
 少年と目があった瞬間…
 俺は鞭を抜いて戦闘態勢を整えていた。

「坊主…」
「えっ?」
「てめぇのことだよ。どっか隠れてろ」
「えっ…あのボク…」
「良いから隠れてろ」

 俺はそう言うと少年はバーの下に隠れた。他のテーブルや人のおかげで簡単には見つからないだろう。

「…さ・て・と…俺に喧嘩を売りたい獲物はどいつだ!?」

 そう言って鞭をしならせるとゆっくりと酒場のドアが開く。

「うわっ!びっくりした…」

 男はそう言ってからへらっと笑う。しかし、あの少年の後に入ってきた人間だ。油断できない。
 相手の髪は深い緑。頬の傷を隠すようにマントは口元も少し隠れるほどにあげられている。くすんだ茶色の瞳はきょろきょろとあたりを見回している。

「『少年』なら外に出てったけど…」
「少年…?あぁ…ありがとう…。でも、嘘はよくないよ。」

 男はそう言ってにやりと不敵に笑ってみせる。俺は相手の手が武器に言ってないことを確認しつつ緊張を続ける。

「13のテーブルに、それぞれ2、1、4、0、5、0、2、3、1、0、0、2、3…計23人…。それと、バーに座っているのが4人で27人。店員が5人で32人。今、席を立っているのはおれとお前の二人だから34人…。」
「な…なんだよ…?いきなり…」
「バーの下の子を入れて35人だね。」

 やさしい笑みをにっこりと浮かべる男に、俺は恐怖を覚えた。
 店の人数をあの短時間で把握したのだろうか…。そして、何よりも少年の位置を理解している。

「…おれはバーの下の子に用事があるんだ。連れてこないと兄貴が怖いんだよ。」
「知るか…お前の兄貴よりも俺の方が怖いぜ?ダークハンターだし…」
「こっちはカースメーカーだよ。」

 さらりと言われた言葉に周りがざわめく。俺は舌打ちをする。

「カースメーカーとは…また希少価値の高いお兄さんをお持ちで…」
「そりゃどうも…おれのこと…長く足止めできれば会えるかもよ?」

 そう言って、男は矢を番えた。


 こういう時の敵役にはみどレンがちょうどいいと思っている。別に管理人が好きだから出したわけではn(ry
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