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名も無き海の境界線の日記です。ぐだぐだ書いていくつもりです。
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 管理人にプレイ日記を描くセンスはないのでリプレイノベル(?)風に描いて行こうと思います。
 キャラがこちら(管理人側。リアル世界)に干渉(?)したりもしてます。
 たまに、軽いホモネタが入っても許してやって下さい。

 では、どうぞ。




「えっと、このギルドにたくさんの人が集まってくれて嬉しい…うん、嬉しい。
今後、迷宮踏破を目指してがんばろ~!」
 金鳥のビオルはそう言って手を高く上げる。ビオルの前には今、27人の冒険者が揃っている。中には、昔一緒にエトリアを冒険した者も含まれている。
「なんかね…『引き継ぎ』ってのをしたから難易度が高くなってるんだって~」
「あんた、難易度高くして何が楽しいの?」
 そう言ったのは短髪レンジャーのアーチェ。ビオルはえへへと笑うとその質問に答える。
「なんかね、行く先々で『あのTS'sDのものか』って言われるのが面白いよ。それにエトリアの王冠引き継いでるし・・・。」
 ビオルはそう言って自分の頭の上の王冠に向かって満足そうな笑みを浮かべる。
 アーチェは呆れ気味に言った。
「で、公宮からのミッションを受けたんでしょ?誰で行くの?」
「…ナイトとセイヴァントとソフィア…あと、アーチェ…。だめ?」
 ビオルはそう言って自分のギルドの面々を見つめる。ショタパラのナイトはにっこり微笑んで「僕はかまいませんよ!」と明るく答える。白カスメのセイヴァントはふぅ…とため息を漏らすと「仕方あるまい」と賛同する。赤長髪ソド子ソフィアは頭をがりがりと掻いてから「雇い主の命令だし」と言ってビオルの方に詰め寄る。
「で…初期装備は?」
「…えっと、ナイトに盾とアーチェに弓。あとはみんなに攻撃力1上がるグローブをつけてもらうね」
「……回復役居ないけど…」
「大丈夫。最初にメディカもらえてたもん(体験会の時に)」

 そして、『ユメミドリ』は迷宮に挑む。

1Fにて
「あれ?扉の先はいいの?」
 アーチェがとっさに質問する。ビオルはきょとんとする。
「だって、その先、嫌なのいるし。」
「……えっと…?」
「そこまで地図描かなくってもミッションクリアになってたから(体験会の時に)たぶん大丈夫だよ。」
「あんたのかっこ書き部分が非常に気になるんだけど」
 アーチェは思わず痛くなった頭を抑える。ビオルはあははと笑って言った。
「情報とか・・・プレイヤーと共有してるから…」
「へぇ…プレイヤーって……やっぱりいいや」
 システム面のことに悩みながら彼らは先に進む。

 結果、『ユメミドリ』はHP・TPともにギリギリの状態でミッションをクリアした。

「では、この後は迷宮の踏破…と言うことか…」
「ごめん、メンバーチェンジ」
「はぁっ!?」
 セイヴァントのセリフをさえぎってビオルの発した言葉にソフィアが思わず声を上げる。
「ちょっと…せっかくレベルも上がってたりとかして調子いいのに…なんで…」
「だって…回復役居ないし・・・。なんかメディカもらえなかったし」
 ビオルがそう言って唇を尖らせる。アーチェは言った。
「仕方ないでしょ、難易度が上がってるってことじゃないの?」
「う~…。とにかく、リアとスチュワート入って…。セイヴァントとソフィアはお留守番お願い」
 ビオルはてきぱきとそういう。黒毒子のリアはこくりと頷くとゆっくりと立ち上がる。
「ビオル様!わたしを指名して下さるとは…光栄の至り」
 みつあみルケのスチュワートはそう言うとビオルの前にひざまずいて手の甲に口付ける。
「おい!『オレのビオル』に何してんだよ!?っていうか…ビオルはなんでオレのこと入れないんだよ!?」
 そう喚いたのは赤ソド男のウォルフ。ビオルは思わず苦笑する。
「ソードマン抜いてなんでソードマン入れるの?」
「ちょっと、アナタ…。わたしの主を『オレの』とはなんですか!?」
「うわわ…スチュワート落ち着いてよ!!」
 ビオルがそう言ってスチュワートをなだめる。

 しばらくして、二人とも落ち着いてきたのか冷静さを取り戻す。
「申し訳ありませんでした…。取り乱してしまって」
「悪いと思うならオレにパーティメンバー枠譲れ~」
「譲りません☆」
「ぁあああああ…行こう!今すぐ出発!!GO!GO!!」

 そして、再び迷宮に入るものの…
「…こっちって未知の領域なんだよなぁ~」
「木の奥でなんか光った?」
 アーチェの言葉にぴくりと反応するビオル。ナイトは「ちょっと…」と言って木の穴に手を突っ込む。
 アイテムGET+戦闘。
「ちょっ…。ナイト~」
「すいません~」
「謝罪している時間はありません。私がみなさんの回復をっ!!」
 一撃でリアが瀕死。
「えぇぇぇ!?」
 驚いている暇なく全滅。

「決めた。しばらくあそこには近づかない」
「ですね」
「すみません…」
 ナイトが頭を下げる。アーチェはぽふぽふとナイトの頭を撫でて「どんまい」と言う。
「というより…なんでスチュワートは術式撃たないの?」
「え?物理特化アルケの予定なので…」
 さらりと質問に答えるスチュワート。ビオルは「そう…」と言ってからため息を漏らした。

 その後、あきらめずに探索続行。
「あの木の板何だろ?」
「あ…迂闊に近づくもんじゃ」
 アーチェの警告を無視してビオルはそこに描かれていた文字を読む。
「大広間にF.O.Eいるから注意だって。」
「へぇ…」
「あとね…『そろそろミッションで放置してた扉に行った方が良い』って…立札が言ってる。」
「それは、ビオルが勝手に言ってるんでしょーが」
 アーチェがぽかりとビオルの頭を殴る。ビオルは「いたた」と言いながら頭を撫でる。そうするとすぐに「大丈夫ですか!?」とスチュワートがビオルのもとに走り寄る。
「まぁ…放置しているのも君が悪いので行きましょう」
 リアはそう言ってずかずかと歩き始める。

「この花畑で…休むをやるとTPとHPが回復するんだよ(体験会だと)。」
「へぇ、じゃぁ休むの?」
「うん…。冒険者のサガだと思う。」
 そう言って五人は思い思いに休む。すると、毒蝶が二匹飛んできた。
「あれ!?」
「回復してないじゃん!!」
「知らないよ!!難易度アップのせい!?」
「とりあえず、あれを倒しましょう!」
 スチュワートはそう言って杖を構えた。

 毒の威力は恐ろしかったがなんとかギリギリのところで耐え抜いた。しかし…今回の毒は全体に振りまくのか…。

「……そういえば、ビオル様…。なんで前衛に出ているのですか?」
「攻撃を分散させるのと…剣が強かったから…つい」
 えへっと笑うビオルに一瞬和まされたものの現在の(プレイ日記に描かれていない部分での)死亡率の高さはビオルが一番である。そのことに不安を覚えるスチュワートであった。
「それでね…ぼく、思うんだけど…」
「なんでしょう?」
「プレイ日記のくせに…長すぎ…。」
「…プレイノベルです」
 スチュワートは笑顔で答える。ビオルははぁ…とため息を漏らす。
「…この後は、一回クエスト受けるけど…それは探索メンバーと関係ないからこの際無視で。気が向いたときにクエストの分だけ描いてもらうよ…。管理人に。」
 ビオルはさらりとそう言うとすくっと立ち上がる。
「じゃ、宿で休んでセーブしたら大広間のふぉえにあたって全滅しよ~!」
「…はぁ!?ちょっ…」
「何自殺願望持ってるんですか!?そのためにこっちまで巻き込まないでください!僕、若いんですよ!?」
 アーチェが反論しようとあげた声をさえぎってナイトがそう叫ぶ。ビオルは言った。
「全滅するゲームじゃないの?全滅大事だよ。むしろ、一回ぐらい全滅体験しようよ。」
「一回、ナイトさんのミスで全滅してますが」
 リアの冷静な突っ込み。ナイトは「うわぁー」と悲鳴を上げる。ビオルは言った。
「わかった、じゃぁ…1Fの地図全部描き終わったら…挑むよ。」
「どうなっても知らないからね…」
 アーチェはそう言ってため息を漏らす。
「まぁ、このまま地図描き続けるのも辛いから…」
 バック。F.O.E戦開始。
「はぁぁぁぁ!?」
「……えっと…これは…画面で言うところの下、ぼくたちでいうところの右に行こうとして思わず下矢印キーを押してしまった結果で…」
「ビオル!変なこと言ってないで逃げる!!」
 アーチェはビオルの服を引っ掴むとF.O.Eから逃る。

 無事に逃げることに成功して…
「恐竜?」
「ティラノサウルス…」
「ズガイドス」
「青いの」
「怪我をしたF.O.E」
 それぞれの意見を口にしながら一旦宿に戻り…。

「で、じり貧生活のぼくたちは無事に、1Fのマップを埋めて(いろいろあったけどそこは省略)残すはあのF.O.Eが居座ってるマスだけ…。」
「挑んでもどうせ死ぬのがオチだよ?」
 アーチェは突っ込みを入れる。ビオルは花のように笑って言った。
「いいじゃない。その全滅はきっととっても楽しいものなんだから」

 そして・・・彼らは全滅した。

「……本当のリプレイ小説は全滅は夢落ちにしたりすると思うのですが」
 スチュワートの突っ込み。ビオルは首を振る。
「だって…たぶん、今後『電源を切る』とか『タッチペンが見つからない』とか普通にやるよ?」
「……すみませんでした。」

 まだまだ、彼は未熟な冒険者。
 でも…彼らは少しずつ、上を目指していく。


 一日目に進んだのは2Fの地図完成までですが、一応一旦ここで切ります。
 つまらないうえにだらだらしてますがよろしくおねがいします。
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