名も無き海の境界線の日記です。ぐだぐだ書いていくつもりです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 今日は特別変わったことのなかった日です。 「あなたには私を救うことができない」 彼女はいつもそう言って、僕のことを嘲り笑う。 「だって、私には見えているもの。すべての終りが。いつの日か、私が世界を滅ぼすの」 恍惚状態に近い彼女の横顔。 その細い体を抱きしめてやれば、彼女を束縛しながらその身を守る鎖がちゃり…と小さな音を立てる。 「ねぇ、私を救うの?私が救われたら世界が壊れる。そしたら、あなたの居場所はないのにねぇ」 ――それでも…僕は… 小さな体、彼女の決意を表す鋭い瞳。体に刻まれた呪いの刺青。 「エトリアに行くの。誰にも止めさせない。誰も私を止められない。世界を呪ってやる。 私の呪いですべてを壊すの。すべて…そう、すべてを…」 ――僕は…彼女を… 「ねぇ、それでも私を救うなんてばかなことを言うの? いい加減気づいたら?すべて夢幻すべてうまくいくというのは空想家たちの理想論。 幸せは来ないの…」 「それでも…」 震えを抑えて言葉を紡ぐ。 「それでも僕は…君を守りたい。 僕はそのためにパラディンになったんだ。 だから僕は、君のいる世界も守りたいんだ。」 「…」 穏やかな沈黙・・・。 すべてが緩やかに時を刻む。 そして・・・ 「…私のいる世界は『あの世』よ」 少女は笑った。すべてを嘲った。 世界を…彼女に手を差し出す僕を…そして・・・ 心のどこかで後悔し、泣いている自分自身を嘲っていた…。 暗い小説投下、すみませんでした。 でも、二週目の方のメインカプはその二人なので…。 サブに褐色泣きぼくろダハ♂×長髪左端バード♀をおいて楽しみたいです。(あと、二週目、二本目はBLが出る予定…) PR |
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