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名も無き海の境界線の日記です。ぐだぐだ書いていくつもりです。
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 今日は特別変わったことのなかった日です。
 なので小説でも一本投下します。
 世界樹の迷宮でパラディン♂(金髪ショート)×カースメーカー♀(刺青)
 また、ちょっと暗めです。




「あなたには私を救うことができない」
 彼女はいつもそう言って、僕のことを嘲り笑う。
「だって、私には見えているもの。すべての終りが。いつの日か、私が世界を滅ぼすの」
 恍惚状態に近い彼女の横顔。
 その細い体を抱きしめてやれば、彼女を束縛しながらその身を守る鎖がちゃり…と小さな音を立てる。
「ねぇ、私を救うの?私が救われたら世界が壊れる。そしたら、あなたの居場所はないのにねぇ」

――それでも…僕は…

 小さな体、彼女の決意を表す鋭い瞳。体に刻まれた呪いの刺青。
「エトリアに行くの。誰にも止めさせない。誰も私を止められない。世界を呪ってやる。
私の呪いですべてを壊すの。すべて…そう、すべてを…」

――僕は…彼女を…

「ねぇ、それでも私を救うなんてばかなことを言うの?
いい加減気づいたら?すべて夢幻すべてうまくいくというのは空想家たちの理想論。
幸せは来ないの…」
「それでも…」
 震えを抑えて言葉を紡ぐ。
「それでも僕は…君を守りたい。
僕はそのためにパラディンになったんだ。
だから僕は、君のいる世界も守りたいんだ。」
「…」

 穏やかな沈黙・・・。
 すべてが緩やかに時を刻む。
 そして・・・

「…私のいる世界は『あの世』よ」
 少女は笑った。すべてを嘲った。
 世界を…彼女に手を差し出す僕を…そして・・・

 心のどこかで後悔し、泣いている自分自身を嘲っていた…。


 暗い小説投下、すみませんでした。
 でも、二週目の方のメインカプはその二人なので…。
 サブに褐色泣きぼくろダハ♂×長髪左端バード♀をおいて楽しみたいです。(あと、二週目、二本目はBLが出る予定…)
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