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名も無き海の境界線の日記です。ぐだぐだ書いていくつもりです。
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 とりあえず、今日も何もありません。
 姉様と一緒にお昼にパスタを食べました。美味しかったです。自分はトマトソース系よりはクリーム系が好きみたいです。カルボナーラは初めて行く店では十中八九注文します。それぐらいにはカルボナーラが好きです。

 …カルボナーラで小説を書きたくなってきた(?)
 ちょっと試してみます。

 入りの部分だけきれいにできた!(驚き)

 とりあえずもしかしたら続くかもしれない謎の文章は下にしまっておきます。

 では今日はこれにて失礼します。


~カルボナーラ~

「……」

 不機嫌そうなその表情…。
 見た目は絶世の美少女、しかしれっきとした男であることは彼をよく知る人物にしか分からない。
 金の光沢を放つ橙色の髪に縁取られた白い肌…それも今は不機嫌で頬を膨らませわずかに赤く染まっている。いつもは穏やかな色を湛えている青灰色の瞳は今は怒りの色を宿していて…
 彼の座る椅子の背もたれに立てかけられたリュートがバランスを崩しかたんと小さな音をたてた。

 その向かいに座る男は思わず苦笑する。
 椅子の背もたれに、愛用の銃…コート…お気に入りで平日もかぶっている帽子をかけて置いて…。目の前の絶世の美少女を少年であると理解している男は小さくため息を漏らした。
 冒険に行く関係で決して丁寧には扱われていない黒髪…。普段は獲物を狙う鋭い色を宿しているはずの灰色の瞳は今は我儘なハートの女王様に付き合わされるトランプ兵のように怯えが宿っている。
 そして、こんな殺伐とした状況(見た目には可愛らしい少女がほっぺを膨らませてぶーたれているようにしか見えないのだが)を前に煙草を取り出してよいか悪いか悩んでいた。

 長い長い沈黙。

 しばらくして、絶世の美少年は言った。

「…カルボナーラのソースが…」
「…んぁ?」

 いきなり会話が進んでしまったために男は思わず間抜けな声を上げる。
 少年は男の方を睨んで言った。

「カルボナーラのソースが全体に絡んでない…っ!!!」

 ざわっ――と
 店内にいた人が一気にこちらを向いて…。
 ただでさえ、一般の冒険者が立ち寄らないような豪華な店。そこにわざわざ来ている冒険者と言うだけで注目の的だと言うのに…そこで絶世の美少女(のように見える少年)が大声をあげたらそれがどんな内容かを理解する前に男が悪者扱いされるわけで…。

「おいおい…。落ち着け…」

 なだめようと思って「そんなことかよ」ととりあえず笑みを浮かべ少年の肩に手をやる。
 すると少年はぱしんとその手をひっぱたいた。

「……使用人の分際で…っ…。もう良い!帰る!」

 少年は目に涙を浮かべて…そしてリュートを担いで走り去ってしまった。
 男はただ茫然とそれを眺めていた。

 この事件が…今後彼らの冒険を狂わせるとも知らずに…


 へたしたら続く。
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